アースルーリンドの騎士 登場人物紹介

イラスト付きオリジナル小説を書いてます。幼い頃「小説家になろう」サイトhttp://ncode.syosetu.com/n1767e/登場人物他、世界観やインタビュー等「アースルーリンド」についてもっと詳しい読み物があります。http://blog.livedoor.jp/aasulll/ブログ連載http://ameblo.jp/aasururind/
イラスト付きオリジナル小説を書いてます。

幼い頃「小説家になろう」サイト
http://ncode.syosetu.com/n1767e/

登場人物他、世界観やインタビュー等
「アースルーリンド」について
もっと詳しい読み物があります。
http://blog.livedoor.jp/aasulll/

ブログ連載
http://ameblo.jp/aasururind/
ギュンター

ギュンター

金髪に紫の瞳で

長身の美丈夫。

身長 198cm



若い頃は素晴らしい体格と美貌で

モテまくってました…。


「幼い頃」なんかは完全に全盛期ですね。

教練時代から、寄って来る男女に

断りを入れるのに苦労したようです。


でも性格は、野獣です……。

このアースルーリンドで金髪と言えば、野獣……。

のごとく、そういう血統なんでしょうかね。


「ファントレイユとの出会い」では

中央護衛連隊の、隊長をしていますね。

「幼い頃」第五章では

ギュンターが護衛連隊長に成る

いきさつを描いてます。


剣は自己流ですが、ともかく、喧嘩に強いタイプですね。

剣の、腕が立つというよりも。


「負けるのは嫌だ」という気迫と

反射神経とカンの良さで

抜群の強さを誇ってます。


中央テールズキース地方出身だけど

辺境で中央護衛連隊の目の行き届かない

外れの荒れ地で、盗賊の洗礼を受け続ける

特殊な土地柄に育つので、価値観もそりゃ

人並み外れています。

生い立ちについては「確かなもの」

で、少年ギュンターが語られています。

実の母は自殺。

その姉が義母。

父親は彼の事を知らない。

と、結構複雑な出生です。

…の割には、暗さとか

繊細さには無縁の男ですが。


家訓の旅に出ていて、教練(騎士の王立専門学校)

には、16の年に編入してます。

鍛え抜いた者達が集うだけで無く

二年も遅れて入るには

そりゃ厳しい試験が待っていますが

ギュンターは受かります。


野獣だったので、喧嘩はお手の物。

野獣大歓迎。

暴れん坊いらっしゃい。の所なので

当然受かるでしょう。


で、一級下だった当時15のローランデに

一目惚れ。


ローランデは入学当初から

剣の学年混合剣術試合で

並み居る上級生を片っ端から蹴散らし

最高峰ディアヴォロス(後の左将軍)と対戦。

学校中にその名を轟かせた学校一有名な剣士。

誰も彼を恋愛対象に考えない中

ギュンターはその当時居なくて

ローランデの凄さを見てなかったので

迫り倒してとうとう

剣の試合で決着を申し出

惚れた一念で粘り倒して

何と、ローランデに勝ってしまいます。


この辺りは「シェンダー・ラーデンの恋人」で

語られてますが、初夜、やっぱり

ローランデさん側から見ると

最悪にやらしいのに

ギュンター側は爆笑ものですね。


勝ったはいいけど

翌朝起き上がれない程

死にそうなくらいの筋肉痛で。


しかも相手はバージン。

普通のヤツなら、「別の日に」と断りを入れる筈。

それでも投げ出さないのが

ギュンター。


折角ローランデの方から

差し出しに来てくれた。と実は

内心感激ものだったんでしょうね。きっと。

惚れた一念岩をも通す。

ってカンジですね。


でも結局この時ローランデさんを泣かせて

誇り高い彼を追い詰めたせいで恨まれて

10年以上思い続けてようやく

受け入れてもらえる。

馬鹿も、貫き通すとあまりにも馬鹿過ぎて

相手の強い情も、溶かしてしまうんですね。


このテは大人のファントレイユが

ギデオンに使ってます…。


このテの馬鹿は、状況が近衛。という

背景も手伝って

「相手の為なら死んでもいい」

という計算度外視の入れ込みようで

相手を射落とします。


…まあ、ローランデさんは優しいので

当然、そこ迄惚れ込まれたら

逃げ場が無いでしょう…。


しかも常識外れの野獣なので

手に負えませんし

寝技もそりゃあ数こなして

とっても熟達してるので

太刀打ち出来ません。



しかしローランデさんの方も

近衛で名を轟かせた剣士だけあって

モテまくる魅力的な美貌の野獣相手に

10年以上も粘ってやきもきさせ

求愛させ続けるのは

さすがです。

拍手。


§ギュンターに、インタビュー§


ギュンターさん。遊び人と

言うことですが。

「…世間一般の評価だな」

ご自分で相手は誘わない。

と言う噂ですが。

「相手がしようと言うのを断らないだけだ」

…でも、とってもいい。と言う評判だとかで。

どうやって、テクを磨いたんでしょうか?

「…相手が色々してくるから

いいな。と思うのを次の相手にしてみるだけだ」

…つまり、それがウケてまた評判が上がる?

「まあ、それを繰り返していく内に

経験豊富に、ならないか?

普通」

……お説、ごもっともです…。

では、ローランデさんの事ですが。

「…………」

彼は実際、経験という観点からは

どうなんでしょう?

「………世間の評判通りだ」

ローランデさんが言うには

自分は標準だと、おっしゃってますが。

「標準より絶対、ウブだろう?

世間の男はもう少し色々、知ってるぞ?」

…でも、出会った頃ってローランデさんは確か

教練の二年生…つまり15才って事ですよね?

「………俺が15の時は一通り、知っていたが」

貴方はだって、普通じゃないでしょう?

「……だが、ローランデは

絶対普通の15の男達よりは経験値が低い」

…ええと…。

で、それは、解ってたんですよね?

あの後、世間では経験豊富な貴方が

そのウブなローランデさんを

思い切り弄んだと

非難囂々だったそうですが…。

「……相手が惚れた相手だと

手加減が難しい」

……でも、それはウブな相手に

それは経験豊富な貴方が

思いっきりって、マズく無いですか?

ローランデさんを崇拝する下級生達に

何度も殺気立たれていたとか…。

「結果、そうなっただけで意図してやってないぞ!」

……えーと。

世間の思惑は、二の次だったと。

「俺はそれで無くてもこのツラだしな。

世間の思惑なんて考えてたら

やりたい事も満足に出来ない」

…世間を気にする貴方が

想像出来ませんが。確かに。

「当たり前だ。

実際の俺とかけ離れた世間の

見解にいちいち、合わせてられるか?」

…ですよね。

女性達は貴方が優美な美男なので

ロマンチックな男と、勘違いしていたと

聞きますが…。

「どこをどう見たら、俺がロマンチックになるのか

全く解らない。

オーガスタスやディンダーデンが聞いたら

笑い転げるぞ」

…はい。彼らの見解では

現実思考の塊で

空想癖や想像力は著しく、欠如してる…。

つまり、ロマンチックとは対極に居るとの事ですが…。

「どうして行為に想像力が必要か、理解出来ない。

あれはやるもんで、想像するもんじゃ

ないだろう?」

…ちなみにお聞きしますけど

したいと思って相手が居なかった事って

ありますか?

「そりゃ…近衛で軍人してたらあるだろう?」

…ではもっと、生活規制の少なかった頃は?

「………不自由した事だって

あった……………筈だ」

間が、長いんですが。

「……まああまり、長い間

不自由した思いは確かに無いかもな。

だが…それでローランデの時は

不自由しまくってたのかな」

…オーガスタスさんのご意見では

ローランデさんが誘ってくれないから

彼の時間が空かない間は

お預けを喰らった犬のように

大人しくしていたと。

「…あいつ、絶対、笑ってたろう?」

…笑ってました…。

ちなみに、ローランデさんに誘われたら…。

「飛んで行くに、決まってる!

だが一度も、そんな事は、無い」

………結構付き合いが長いそうですが…

その間、一度も無いんですか?

「…いい、と臭わされた事は

幾度かあるが

そういう時に限ってさすがの俺でも

『ここでするのは、マズいだろう』

って時だ」

…ギュンターさんでも、あるんですか?

そういう時が。

「言ったろう!滅多に、無いって!

で、そういう時ローランデの親父さんが

こっちに来てたりだとか

ローランデにとっての、大事な記念日で

大勢の人に祝福を受ける日で

俺が独り占めしちゃマズいような日だ」

…つまり、貴方が絶対

手が出せないような日に限って

『いいよ』ですか?

「考えようによってはいじめだ。

だが、ローランデの場合、完全に天然だからな。

いじめより、タチが、悪い」

ローランデの息子のマリーエルには

散々タチが悪いと愚痴ったそうですが…。

「愚痴ったと言うか、あいつ餓鬼の癖に

俺の親父の扱いを監視してやがったから

こういう事情だと

教えるしか、無いじゃないか」

でもマリーエルは、貴方が彼の要請に従って

ローランデさんを気遣い面倒を見てくれたから

文句が言えなかったと…。

「…まあ…フェールラと

産まれたばかりのテレッセンに去られた事が

打撃だったみたいだ」

彼らを追っ払ったのは彼の妻、デルアンネだ

そうですが…。

デルアンネの失態でいつも貴方は

ポイント稼いでませんか?

「…知るか!そんなつもりは無い!

いわば俺は、デルアンネの尻拭いだろう?」

…それも、そうですね…。

でもデルアンネが居ず、フェールラだけだったら、

貴方はフェールラに負けていたんじゃありませんか?

「……後年告白されたが、俺があんまり迫るから

避難場所をしてくれたフェールラが必要だったんだと」

つまり、貴方が居なければフェールラさんは

必要無かったと?

「………そう、なるな」

じゃ、もし貴方が迫らなかったら

ローランデさんはどうだったんでしょうか?

「世間の見解だが

あれは並外れた剣士の上

自分の領民を護る守護神のような男だし

自分の使命に疑問すら無い。

俺みたいに遊ぼうとか、全く考えてないから

女を見る目が無い。

俺が迫らなくても

絶対恋愛事情はそれは、ぼんくらだから

デルアンネみたいな大公婦人に収まりたい

派手好きなロクでも無い女に

捕まったに決まってる」

…でも、貴方に迫られて

困惑しまくりの隙だらけだったから

デルアンネにつけ込まれた。という

見解も、あります。

彼に見合った、誠実で心優しい女性と

立派な家庭を築いた。と言う意見は

どう思いますか?

「…彼が恋愛もロクにしないで一人身だったら

きっと彼の誠実な人柄に惚れ込む周囲の男達が

見合った女を、彼に紹介したろうな」

…じゃ、やっぱり貴方が居なかったら

ローランデさんはそれは立派な地方大公として

幸せな人生を送った。とか、

考えてない?

「そんな事は、解りきってるし

俺だって一応、身を引こうとは何度もしてみたんだ!」

…無理だった?

「…出来てたら、こんなにしつこく

思い続けてるか?!

大体、近衛で激戦続きで、

俺だってこんなに長生きするなんて思ってなかった。

戦闘で、部下を見捨てる事は絶対出来ないし

自分の身だけ考えてられないから

絶対どこかで零れた部下と一緒に、死ぬ。

と、思ってた。

ディンダーデンと来たら

俺が死ぬと代わって隊長しなきゃならないから

まだ近衛でひよっこの俺を庇い通すし…」

死にそびれた?

「そうだ。文句はあいつに、言ってくれ!

18の後半で隊長で、19の年当たりは

一番ヤバかった時期だし

オーガスタスにも、やり用を考えないと

死ぬと、言われていた。

だが、負傷した部下を見捨てる位なら

自分が死んだ方がマシだと思ってたから

その通り貫いた。

それはそれで、納得いく、いい人生だろう?

だが、五度程かなりヤバかったが

ディンダーデンが必ず、助けに来る。

あいつ、ああ見えても近衛で一目置かれる

腕の立つ男だったしな」

……そうですね。

彼は気の済む迄大暴れしたくて

近衛に入ったとか。

「戦闘ではどれだけ暴れても

文句が出ないどころか、腕が立つと

持ち上げられて最高だと、言っていた」

隊の中ではディンダーデン。

そして近衛の陰謀の中では、

結局オーガスタスに助けられていたと?

「…そういう事に、成る。

教練に編入した時

代々俺の家系が近衛に行かないのは

男達が皆、仲間を見捨てられずに

助けに行って命を落とすからだと聞いた。

だから、それ位なら領民の為に死んだ方が

マシだと、家系の男達は近衛に行かず

領地を護った。

領地なら、仲間を見捨てられない男ばかりだ。

皆が互いを護るから長生き出来ると」

じゃ、教練に編入した時点で

長生き出来ないと思っていたんですか?

「…それは頭の片隅に、あったから

来るもの拒まずだったし

遊びと言えば、絶対出かけたのかもな」

…で、ローランデさん相手にも

全力投球、しちゃったんですね?

「だって思い残す事があったら

気持ちよく死ねないだろう?

もう命が尽きると言う時に

あの時あの美人の誘いに乗って置けば良かった。

腕に抱いたら、どれだけ良かったんだろう

…なんて、思って死ねるか?!

悔しくて、魂が迷っちまう!」

…………そういうつもりでローランデさん相手にも

イケイケだったんですね?

「…どうせ20迄生きないと思ったし。

その年で俺が居なく成れば

ローランデだって、本来の自分の

人生を生きられただろう?」

……………。

そういう風だから、いっつも

ローランデさんに、怒られるし

泣かれるって、解ってます?

「………………………」

ありがとう。

もう、解りました。


「解ったのか?」

世間が一斉に、

ローランデさんの味方に

付く筈ですよ。

「……………そうだな」



現在ブログで連載中


まとめ読みはこちら。
ファントレイユ

ファントレイユ

グレーがかった栗毛。
ブルー・グレーの瞳。
身長 134cm

「ファントレイユとの出会い」では、成長した

彼が活躍しています。

すっかり…父親ゼイブンに似ていますね。


でも「幼い頃」では

体が弱く、母親べったりの過保護少年。

とっても綺麗なので、誘拐を心配されて

屋敷の外にも殆ど出して貰えない。という程

大事にされています。

が、本人は父親ともっと一緒に居て

逞しく育ちたい。

と、母親の管理が、それは窮屈だったみたいです。


けど、妻ベタ惚れの父親ゼイブンは

仕事から帰ると、母親にべったり。


ファントレイユは構って貰えません。


でもレイファスとテテュス。という同年二人の

いとことの出会いが、彼を劇的に変えます。

「ファントレイユとの出会い」

での彼を読んでいただければ

「幼い頃」の人形の様な彼に

思わず「うそ〜!」

と叫びそう…。


そう、子供の頃の彼は、大人しく

母親の言いつけを守る、いい子ちゃん

だったんですね………。

後年の暴れっぷりは、幼少期の反動。

という説も、ありますが…。

本来の性格が、本当はああだったんでしょう…。


でも、彼を心配する美人の母親の為

無理していい子ちゃん、してたんでしょうね…。

ゼイブン同様、美人。には弱いのは

血統でしょう………。


後年、美人だけど野獣の右将軍ギデオンに

とっくに惚れていたのに怖くて自覚出来ず

思わず発覚した後、一生懸命迫り

オトしてしまうという、強者ぶりを見せつけます。


いやあ…。

成長って、素晴らしい?


「ゼイブンの夢」にて

父親ゼイブンが、教練に入学したてのファントレイユが

乱暴な上級生に、犯される夢を見ました。

しかし後年、

「教練校での出来事」で実現してます。

綺麗だもんね。彼。

相手は上級生で無く、なんと!

剣術の講師なんですけどね…。

でも、最後は笑いで終わる辺り

やっぱゼイブンの息子。


顔が綺麗でも、性格はどうにも出来ません…。

「野獣の初な恋心」では

野獣グエン=ドルフを敵に回し

テテュスを体張って守りきろうとします。

「ゼイブンの夢」の独白では

ファントレイユこそがテテュスを狙っていたのに

テテュスがいい奴過ぎて手が出せず

自重した。と語っています。

なのに

横から野獣の上級生に大事なテテュスを

持ってかれてたまるか!と

思ってたんでしょう。

きっと。



現在ブログで連載中


まとめ読みはこちら。
ディングレー

ディングレー

黒髪。青の瞳。

身長 192cm


ギュンターと同じ学年だけど、一年、二年の時は

ギュンターが居ませんでした。

ディアヴォロスと共に黒の王家の血を継ぎ

黒の王家ってロクデナシが多く、一学年上に

彼の兄、グーデンが居ますが

愚兄で、こいつが大嫌いで、

親類に当たるディアヴォロスを崇拝しているので

学年で一番実力のある男ですが、ギュンターが

来て目立ちまくっても、

争ったりしないんですね。

権力とかも興味無いし、大貴族だけど

大貴族の腐敗しきった所を凄く

嫌っています。

「品格漂う風情の中に、ぞっ

とする雰囲気を漂わせた

秘やかな男で、その黒髪を

背に垂らしていた」

この文、入れる場所が

今のところ、ありません・・・。

でも彼が精進のきっかけは、ローフィスが

作りました。

彼の格好良さに、自分を

鍛えよう!と思い立つんですね。

ローフィスって、軽やかで格好いいんですね。

実は。

「幼い頃」では、近衛の一隊長ですが

「ファントレイユとの出会い」の頃は

宮中護衛連隊長です。

ギュンターの部下ですが、

この宮中の長は、大貴族しか

出来ない、上司とて気を使う役職なんですね。

でも、ディングレーはギュンターとは張り合わないし

やっぱり役職も面倒だし、

でもギュンターに、

他の気位の高い大貴族は、部下に出来ないと

乞われて長を、仕方なくしている面倒臭がり。

なので、部下、上司の自覚がお互い全く、ありません。


ディングレーが宮中護衛連隊長になる

いきさつは

アースルーリンドの騎士別記
『シェンダー・ラーデンの恋人』

の第一話「ドゥーゼンの思い煩い」に出て来ます。

格好いい筈なのに、「幼い頃」では

ファントレイユとレイファスの母親

セフィリアとアリシャに弄ばれ

散々ですね(笑)

第五章『晩餐での冒険』

てせは、エリューデ婦人に惚れられ…。と

本人は結構野獣でスケベな筈なのに

乙女心を持ち続ける

気品ある女性に

なぜかモテモテです。

大貴族の体面の為

ギュンターらみたいに気軽に

遊び回らないからでしょうか…。

でも愚兄グーデンのおかげで

ストイックで一途で、剣術お馬鹿な為に

余計そう見えるのでしょう…。

でもストイックなのは

本人が望んでしてません。

きっとギュンター達みたいに気軽な身分で

大貴族でもアイリスのように

器用だったら

遊び回っていた事でしょう…。

いかんせん、可哀相な事に

この男はとっても、不器用なんです………(笑)。



こんな事書くとまた、怒られそうだな……


現在ブログで連載中


まとめ読みはこちら。
ディンダーデン

ディンダーデン

濃い栗毛。
青の流し目の色男。
身長 199cm

鮮やかな栗色の巻き毛を背迄粋に垂らし、

深い青の瞳の、なかなかの色男。

ってアイリスに外見は似てる筈なのに・・・。

しかも遊び人なのに。

全然印象は違います。


アイリスも体格いいけど、こいつもいいです。


でもアイリスは気品の塊。

誰がどう見ても、ゆったりしていて優雅。


ディンダーデンってば、戦い始めると野獣。の乱暴者。

それは品行方正な兄と違って<暴れん坊で手が付けられない。

と幼少の頃、散々言われてます。

しかも、子供のように世話の焼ける男で、

偏屈で、実は薬草おたく。


まあ、近衛で名を馳せるだけあって

どっか一本、常識というか、良心が抜け落ちているので

派閥争いに興味無く、面倒で、ほっといて欲しいのに

ちょっかいかけられると

そいつら全員に毒を盛ってやろうか。と

平気で考える奴です。


つまり、怒らせると怖い奴。

しかも、面と向かっては怒って見えないから余計

怖い。

ディアヴォロスと同期で、

ディアヴォロスがカリスマで目立ちまくり

教練では目立たなかったけど

ディアヴォロスがさっさと左将軍に成って

別格に行っちゃったので

一騎士として、とても目立つ存在に。


ギュンターより二つ年上。

で、ギュンターが隊長で

自分は部下。


普段は遊び仲間として、ギュンターいっつも、つるんでいます。

まだ、この頃の近衛、混乱してますが

ディアヴォロスが最年少で左将軍に成っちゃって

それ以前左将軍候補だった男と対立し、派閥が出来ます。

右将軍アルフォロイスもとてもディアヴォロスを気に入るので

左将軍に成るばっかだと思っていたムストレスはそりゃー

怒っています。


で、ディアヴォロス側の男はムストレスに

とことん睨まれます。

まだ左将軍に成り立てなので、ディアヴォロスを失脚させようと

あの手、この手。


で、オーガスタスはディアヴォロスの側近で

その友達のギュンターとかはまだひよっ子なのに

入隊したてで隊長に抜擢されちゃうから

もう完全に、標的に成っています。


で、この頃、ディンダーデンは近衛でめきめき頭角を現し

どっちの派閥につくのか?と注目されていた男。


ムストレス派の隊長達が、殆どの部下を

さっさと見捨てて戦場から逃げ出し、見殺しにたせいで

隊長を辞任させられ、その後釜としてディンダーデンの

名が上がる。

と言うか、失態からムストレスが名を上げる隊長候補に

右将軍アルフォロイスが首を縦に振らなかった。

ムストレス派はまだ、ディンダーデンが成るならマシだ。

と、思っていた。派閥外の人間なので。


が、ディンダーデンは辞退。

よりによってディアヴォロスお気に入りの

オーガスタスの友人で、

入隊したてのギュンターに白羽の矢が立つ。

こんなややこしい立場を大抵の奴は

名誉だろうが、避けるけど

ギュンターは受けてしまう。


ムストレス派はギュンターの事を

『目先の栄誉しか見えない、

馬鹿な目立ちたがり屋』

と評価して、まだ若い彼を

何度、最前線に送った事か。



ギュンターに言わせたら

『誰もなり手が無いから、俺がやるしか無いだろう』

と男っぽい事を言うでしょうが・・・。


で、ディンダーデンはそんな中

暴れるのが大好きだけど、他人の面倒見るのは大嫌い。

なので、隊長なんて絶対!したく無いんですね・・・。


だから、ギュンターが隊長に成って、年上の部下だらけで

ギュンターが部下達に反目されると、秘かに、睨みを利かす。


ディンダーデンが睨んでるから、みんな仕方無しに

ギュンターに従う。


事実上の、隊長なんですね。

彼は。実は。しかも。

最前線に懲りずに送られ

ギュンターと来たら負傷した部下を必ず助けて帰る。


ディンダーデンはさぞかしとっとと

見捨てたかった事でしょう・・・。

でもいつも脳裏に浮かぶのは

「奴が死んだらもう、自分に代わって

隊長を引き受けてくれる物好きは居ない」


ちっ!と舌を幾度も鳴らした事でしょう・・・。

そして、危険大好きな彼は

負傷した部下を担ぐギュンターを

助けに行ったんでしょうね・・・。


多数の面倒を見るか。

ギュンターの面倒を見るか。

で結局、ギュンターを選んだ男です。


でも私生活はやっぱり面倒見のいいギュンターに

面倒を見られている。


ギュンターより年上なのに

ギュンターより、我が儘な男です・・・。


作品では、「卒業」「仮初めの時間」等

ギュンターの友人として出て来ます。

現在作者の陰謀で

「幼い頃」第三章『三人の子供と騎士編』

に彼の兄、ライオネスが。

そして彼自身は第五章『冒険の旅』1 危険な旅

に出ています。

でも暴れん坊なのに子供連れの旅の為

敵を避けまくって道ならぬ道ばかり馬で駆け

敵を叩き斬って暴れられなくて

うっぷんが溜まっている所です…。

でも、彼を出した以上、乱闘シーンは

避けられないでしょう………。



現在ブログで連載中


まとめ読みはこちら。
アイリス

アイリス

濃い栗毛の巻き毛。

濃紺の瞳。

身長 197cm

テテュスの父親で、ファントレイユとレイファスの叔父。

でやはり、ほぼテテュスと同じ髪と目の色にもかかわらず

それは優雅でチャーミングな男で、息子テテュスとは印象が

まるで違う。


軍では、外見はそうは見えないのに

戦地での勇敢さで名を馳せ、

右将軍アルフォロイス左将軍ディアヴォロスの

大のお気に入りと成りながら

近衛で若年ながら隊長を務めた後

神聖神殿隊付き連隊へと移動。

この部署で後の連隊長を努める。


「幼い頃」では病弱だった妻アリルサーシャが

亡くなり、看取った愛息テテュスと

溝を埋めようと懸命で

あまりの変わり様に

神聖神殿隊付き連隊の部下や

近衛の元仲間に呆れられている。


大貴族で大公の叔父を持つ権力者。

役職についてからもその頭脳の回転の早さと

表はそれは優雅だが中味は剛胆な社交術で、

「ファントレイユとの出会い」では

ギデオンの叔父の右将軍

ドッセルスキ(甥のギデオンと敵対し

後にギデオン暗殺を企む。

ギデオンの父で、兄であるアルフォロイスと違い

剣の腕も人望も無いので権力で人を従わせようとする

嫌われ者)と

その勢力争いをしていつも勝っている。


ギデオンの叔父ドッセルスキは、

若くして亡くなったギデオンの父アルフォロイスの勢力を

一掃すべく現体制に逆らう第一人者である

アイリスを幾度も失脚させようとの企むが

アイリスは尽く勝ち抜き

差し向けられた刺客迄軽くあしらう

剛胆な男である。


アルフォロイスは余りにも多くの人々に尊敬され

崇拝された素晴らしい右将軍だった為

後任のその弟ドッセルスキは

兄を慕う男達を、それは疎んじる。


ドッセルスキに睨まれた、アルフォロイスを慕う者達を

アイリスは自分の傘下で守り抜いた、頼りになる男。


「幼い頃」の二年後

領地内で狼藉者に襲われたレイファスを

保護し、その恋人役を買って出た為

ファントレイユとレイファスの母

セフィリアとアリシャ。

の二人の妹達に大層睨まれているのである。


優雅な歴代一の強者。と呼ばれ

そこら中から一目置かれる存在になりながらも

唯一弱点は、息子に嫌われる事。と言われるくらい

息子に弱い。

「幼い頃」は多分、序の口?


ギュンターと並ぶ男女相手に

モテモテの遊び人で

そのあまりのいい男ぶりに

ファントレイユの父親。色男のゼイブンでさえ

「別格で嫉妬する事すら無駄」

と言わしめる、当代でも有名な

モテ男である。



現在ブログで連載中


まとめ読みはこちら。
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